2014年10月6日月曜日

アレッジド以来の二連覇



 2014年凱旋門賞はトレヴが1977、78年アレッジド以来の連覇を飾りました。牝馬による連覇は1936、37年のコリーダ以来となります。



 ちょっと日本のマスコミは浮かれすぎていましたね。ハープスターが頑張った以外は、大体当ブログの予想どおりの結果となりました。



 日本に存在する競馬記者でアレッジドの二連覇をリアルタイムで見てきた人は何人いらっしゃるのでしょうか?筆者が馬券師稼業をスタートさせたのが1976年のこと、アレッジドの凱旋門賞連覇や、アファームドとアリダーの激闘に心躍らせていた頃が懐かしい。




 日本代表馬で最も凱旋門の扉に近づいたのはエルコンドルパサーだったと思います。日本生産馬が凱旋門賞を勝つ日が来るまで筆者の寿命が持つかは定かではありませんが、ようやく危機感を持った関係者は今年の2歳路線から中距離戦重視に方向転換しました。今年から朝日杯フューチュリティステークスを阪神に移し、ホープフルステークス2000mをG2にして暮れの中山で開催します。2年後にはホープフルステークスをG1に格上げする方向で検討されています。今年の新馬戦で1800mや2000mがやたら増えたのはこの路線転換によるものです。ようやく日本馬の凱旋門賞制覇への道が整備され始めたのです。



 この時期に当ブログが推奨するハービンジャーが登場したのは時代の要請だったのです。早ければ、ハービンジャー産駒が凱旋門賞を制する日が来ると考えています。或はハービンジャーがブルメアに入ってからとなるのか、筆者の寿命との勝負となりそうです(笑)。








*1977年、78年の凱旋門賞を連覇したアレッジドのレーシングカード。