2016年10月16日日曜日

新馬展望 2016-2017 その41


 東京3レースはアパパネの全妹①シーソルティキッスが断然人気。良質の繫殖牝馬には二種類あって、良駒をコンスタントに出すタイプと、派手な一発を出すタイプに分かれます。ルミナスポイントの母ソニンクはコンスタント派に属し、昨日もライツェントの産駒ディアドラが勝ち上がりましたね。アパパネの母ソルティビッドは派手な一発派のようで、シーソルティキッスは過剰人気だと思います。

 ということで、今季ブレイクのローエングリン産駒⑧アドマイヤシナイ本命。馬名の由来は竹刀かシナイ半島か、当ブログは関知シナイ。


 東京4レースは混戦模様ですがSmart Strike産駒ストロボスコープ本命。モハメド殿下初の藤沢厩舎らしい。お得意さんにしたいところなので初戦から狙いではないでしょうか。


 人気の一角アラハバードは過信は禁物。母マトゥラーがオリエントアートの仔なのでどうしても人気になります。実際、初仔のラーダーは2014年サンデーレーシングの募集時には圧倒的人気を集め、二位を50票近く引き離す断トツ一番人気でしたが、走ってみると6戦未勝利で繁殖入りしています。二番仔のアラハバードはG1行きで、三番仔の「マトゥラーの15」は今度は社台サラブレッドクラブからの募集となりました。白老産なのでどちらにも行くようです。ラーダーは牝馬で一口50万(総額2000万円)と妥当な価格設定もあって断トツ人気になった訳ですが、化けの皮が剥がれてからの募集となった三番仔は牡馬にしても一口125万(総額5000万)と跳ね上がり、一位指名は40口に満たないという悲惨な結果でした。二番仔アラハバードがG1で一口100万(総額4000万円)で募集された時はまだ初仔ラーダーの化けの皮が剥がれていなかった時期ですから致し方はないかもしれませんが、出資者は気が気ではないでしょう。Netkeiba.comの初期の投稿に「2番仔だしこの血統の馬がサンデーじゃなくてG1に来る方が逆に怪しい。経営陣が変わったアピールなのか何か問題があるのだろうか・・・」という投稿があります。こういう考え方ができる者のみ生き残ることができます(筆者が投稿した訳ではありません)。


 京都4レースは11頭中パイロ産駒が3頭。その3頭のBMSはフジキセキ、ダンスインザダーク、バブルガムフェローです。フジキセキはサンデーサイレンスの初年度産駒で、朝日杯を危なげなく制しましたが故障によりクラシックは断念、しかし皐月賞はジェニュインが1着でタヤスツヨシが2着、ダービーはタヤスツヨシが1着でジェニュインが2着と、サンデー産駒が他を圧倒しました。2年目産のダンスインザダークはダービーこそ2着でしたが菊花賞は奇跡の末脚で快勝、バブルガムフェローは3歳馬(当時は4歳馬)として秋天に勝ちました。


 バブルガムフェローが府中3歳ステークス(現・2歳ステークス)を圧勝した時「史上最強馬誕生!」と絶叫したのもいい思い出です。ということで、BMSバブルガムフェローのパイロ産駒⑥トウケイライデン本命。


 京都5レースはブエナビスタの初仔コロナシオンがいよいよ登場。ゲート試験に3回落っこっていますので、惨敗か辛勝でしょう。当ブログは惨敗の確率が75%と見て無印。


 ということで、ディープインパクト産駒④レッドオルガ本命。母エリモピクシーはコンスタント派の代表格で、産駒は確実に走ってきます。一つ上のレッドアヴァンセも本日の秋華賞で面白い存在になっていますね。