2015年1月4日日曜日

新馬展望 2014-2015 その64



 2015年最初の明け3歳新馬展望となります。この時期にデビューするお馬さんは何らかの瑕疵を抱えてデビューが遅れた訳で、新聞に「仕上がり良好」と書かれていても、そもそもが仕上がり遅れ同士の争いですから大波乱が起きる可能性があります。「ウソでぇ~」と言われても困るので実例を示しましょう。

 2003年1月6日、1回中山2日目第6レース16頭立てで行われた新馬戦、勝ったのは11番人気シャドーウィップ、2着は10番人気コスモスウィープ、3着は14番人気ノブシで3連複1,449,660円。2002年に3連複が開始されて約1年で最高配当を記録しました。3連単はまだありませんでしたが、あれば1千万馬券ですね。

 先週は今季新馬戦初の単勝万馬券も飛び出しました。本日は少頭数なので無事終わることを祈ります。


 中山3レースダート1800m13頭立てはゴールドアリュール産駒⑥トゥルーウインドが直前調教の良さから人気になっていますが、この時期の直前強めの調教は危険サインです。急仕上げの可能性がありますので当ブログは軽視します。ということで、直前軽めの調教のワイルドワンダー産駒⑧ワイルドダンサーの複勝を100円買います。


 京都6レース芝2000mはハービンジャー産駒⑦リッチゴールドの複勝を100円買います。大旋風を起こしているハービンジャーの仔もすでに80頭以上がデビューしましたがブルメアがザッツザプレンティは初めてとなります。

 ザッツザプレンティは社台スタリオンステーションで種牡馬デビューしましたが1年でクビになり、レックスに流れてすでに乗馬となっています。産駒に成長力がなかったことが原因でしょう。ザッツ自身もデビューの新馬戦を勝ち上がっているように、狙うなら新馬戦限定血統です。ザッツはダンスインザダーク産駒ですが、上述のシャドーウィップもダンスインザダーク産駒でした。シャドーウィップも新馬戦は大穴をあけて快勝しましたが、以降は22戦して未勝利です。ザッツもダンスも菊花賞を勝っているので成長力があるイメージですが、実態は成長力のない血統で、狙うなら新馬戦限定となります。但し菊花賞では御用達種牡馬でもありますが。狙えるのが新馬と菊花賞だけというのが血統の摩訶不思議なところです(笑)。