2015年4月19日日曜日

40回目の皐月賞



 1976年の皐月賞は東京競馬場で行われました。一週延期された理由は「厩務員スト」です。


 厩務員組合の春闘はクラシックシーズンを狙い撃ちしてきます。近年でも1999年に開催中止となりましたが皐月賞には影響なく、テイエムオペラオーは中山で皐月賞に勝ちました。1974年のキタノカチドキも開催が2週延期されて東京で皐月賞を勝っています。1976年も一週延期され、二週目も妥結は難しいと言われていました。各陣営は追い切るか、軽めの調教で流すかの選択に迫られます。テンポイント陣営はもう一週延期とみて軽めの調教、トウショウボーイ陣営は追い切って延期ならば皐月賞を回避してダービー一本に絞る策に出ました。何とか妥結して東京競馬場で行われた行われた皐月賞はトウショウボーイがテンポイント以下を5馬身突き放す圧勝でした。「天馬」と呼ばれたのはこのレースからです。


 あれから40回目の皐月賞を迎えました。筆者がこれまで的中させた皐月賞は1978年ファンタスト、79年ビンゴガルー、82年のアズマハンターは自信の◎、83年ミスターシービーと84年シンボリルドルフは簡単でした。87年サクラスターオーは一番好きだったサクラショウリの産駒ということで単勝一本勝負、91年トウカイテイオーも自信の鞍でした。95年のジェニュイン-タヤスツヨシの一点買いは筆者の競馬予想史上、1979年オークスの◎アグネスレディー、〇ナカミサファイヤに次ぐ最高傑作でした。2001年アグネスタキオンも自信の鞍、04年ダイワメジャーは3連複206.1倍を千円買っていました。昨年のイスラボニータも自信の鞍で的中、比較的得意にしているレースです。


 本命は③スピリッツミノル。逃げ切ると見ています。中山の皐月賞は先行馬有利が鉄則で、スペシャルウィークですら先行するセイウンスカイを捕えることができなかったのです。昨晩も書いたとおり、1981年カツトップエース(16番人気)、1997年サニーブライアン(11番人気)が波乱の逃げを見せてくれました。


 皐月賞は最強馬が勝つレースではありません。1978年のダービー馬サクラショウリは足を余して3着、ダービーで雪辱しました。「そんな古い話は知らない~」と駄々をこねる方は、昨年のワンアンドオンリーを思い出してください。ワンアンドオンリーも知らないビギナーの方は、ビギナーズラックで当たるはずですから予想をご教示ください(笑)。


 ダービーはリアルスティールが勝つと考えていますが、皐月賞はリアルスティールが足を余して負けるレースであると見ています。馬券はスピリッツミノルとキタサンブラックの先行勢をツートップとして追込み勢に流します。まさかのためのボックス保険として、①③⑤⑥⑦⑧⑨の馬連ボックスと三連複ボックスを加えます。


 ダービー卿チャレンジトロフィーの当り馬券を換金して買う予定なので、比較的楽に穴馬券を楽しめる身分です(笑)。本来であれば先週の桜花賞で消えているはずでしたが、先週日曜は「東京野球ブックフェア」で忙しかったのでまだ換金していません。昨日も「アメリカ野球学会東京支部」の会合で忙しかったので、本日は競馬に身を入れます。