2016年7月27日水曜日

Ghostzapper


 Ghostzapper=ゴーストザッパーは2002年にデビューし、2003年秋にヴォスバーグステークスで初めてG1制覇。4歳となった2004年は4戦4勝、ウッドワードステークスで2つ目のG1を制覇し、ブリーダーズカップクラシックではファニーサイドを破って年度代表馬となっています。勝つ時は短距離でも中距離でも圧勝しており、2000年代米国最強馬の一頭に数えられています。

 クラシックには無縁でしたが11戦9勝とほぼ完璧な成績で種牡馬入りしました。当初は期待を裏切っていましたがG1馬を連発して復活、早くもBMSとしても期待されています。函館2歳ステークスを勝ったレヴァンテライオンは父がアメリカンファラオを輩出したPioneerof the Nile=パイオニアオブザナイルで、BMSがゴーストザッパーです。


 社台ファームが導入した繁殖牝馬コンテスティッドはゴーストザッパーの代表馬で、2012年にニューヨーク牝馬三冠の一つであるエイコーンステークスを勝っています。当然、初年度から3年連続ディープインパクトと配合されており、今年の2歳馬サトノルーラーが初仔となりました。通常、初仔は小さく出ますので当ブログは軽視しています。この血統で2015年セレクトセールでたったの1億1880万円しかしなかった理由は、初仔が嫌われたからでしょう。


 二番仔となる「コンテスティッドの15」は2016年に社台サラブレッドクラブから一口250万(総額1億円)で募集されました。1歳の6月時点で447キロの馬格を誇りますので、順調にデビューできれば500キロ前後でターフに姿を現すと考えられています。ディープ産駒は当初は小さい方がいいと言われていましたが、近年では500キロ前後の活躍馬が目立つようになってきました。当ブログは、コンテスティッドではこちらが本命ではないかと考えています。


 血統的な妙味はゴーストザッパーの四代目、すなわちコンテスティッドの五代目となるインリアリティからスピードを受け継ぎ、コンテスティッドのBMSとなるアーチから底力を受け継いでいる点でしょう。ロベルト系のアーチは、今季爆裂しそうなアイルハヴアナザーのBMSでもあります。


 ディープインパクトとコンテスティッドの配合は、ディープ産駒としては貴重な完全アウトブリードでもあります。種牡馬入りできる競走成績さえ残せれば、貴重なディープ後継アウトブリード種牡馬となることでしょう。