2014年6月7日土曜日

新馬展望 2014-2015 その1 6月7日(土)



 今年の第一戦は阪神第5レース芝1600m8頭立て。今年のNHKマイルカップでキングズオブザサンを的中させた時に述べたとおり、チチカステナンゴは芝のマイル戦では要注意です。ここはチチカス産駒の二頭、⑥ケツァルテナンゴの複勝100円と⑦ウインバニラスカイの複勝100円、ワイド⑥-⑦100円を買います。



 東京第5レース芝1400m15頭立ては評判馬リミットブレイクが一番人気でしょう。サクラバクシンオー産駒ですからここを圧勝すれば2歳戦から3歳戦でも短距離路線の注目馬になる可能性があります。当ブログの注目馬はハービンジャー産駒の⑩テンマイキララです。テンマイキララに注目するというより、早くもハービンジャー産駒が登場してきた点に注目しています。


 ハービンジャー自身はデビューが3歳春で3歳時は単なる二流馬、ところが4歳になって本格化するや圧勝の連続で、キングジョージは2着馬を11馬身差ぶっちぎりました。しかも負かした相手が英国ダービー馬ワークフォースと愛国ダービー馬ケープタウンです。ワークフォースは同年の凱旋門賞に勝ち社台ファームが買いました。ケープタウンは翌年米国でG1に3連勝するなど通算G1に5勝しています。ハービンジャーはキングジョージ後故障引退して社台ファームが買いましたが、「どこまで強かったか分からない」と言われており当初はタイムフォーム誌がシーバード、ブリガディアジェラード、テューダーミンストレルに次いでリボーと並ぶ歴代四位タイの142ポンドにレーティングしていたほどです。その後修正されましたが。

 結局、ハービンジャーのレーティングは国際競馬統括機関連盟によりモンジューらと並ぶ135ポンドに落ち着き、近年ではシーザスターズ(英2000ギニー、ダービー、凱旋門賞などG1六連勝で引退)に次ぐ評価となりました。とにかくキングジョージ11馬身差圧勝だけしか判断材料がないところが種牡馬としての未知の魅力という点で最大の注目点であると考えています。2歳戦から活躍する血統ではありませんが、評判馬がゴロゴロしているハービンジャー産駒にご注目ください。と言うことで、テンマイキララの複勝を100円買います。