2016年12月27日火曜日

損益分岐点


 当ブログが一口出資する際、最も重視するのは「損益分岐点」です。

 基本的に、3勝でペイできるかをまず考えます。新馬勝ちなど眼中になく、未勝利を勝ち上がって500万下を勝ち、古馬になって降格してもう一度500万下を勝つ。


 その間に着賞金を拾っていけば、3勝で5,000万くらい稼ぐことが可能です。ということは、40口で経費を引いた配当は約100万円。ということは、一口50万(総額2000万円)であれば収益率は200%となります。


 実際、当ブログの出資馬キラリダイヤモンドは一口50万(総額2000万円)の身でありながら26戦3勝して本賞金だけで5,236万円を稼ぎ出しました。収益率は262%です。


 これがルミナスポイントとなると、23戦5勝で本賞金だけで8,894万円。一口45万(総額1800万円)ですから収益率は494%でした。


 なのに、何故か世の中では高額馬ばかりを囃し立てる風潮があります。バブル時代でもあるまいし、間違っていますね。


 一口をやって「クラシックじゃぁ~」、「凱旋門じゃぁ~」などとほざいている輩に当ブログは一切興味を持ちません。「クラシック」や「凱旋門」などは、金持ちのお大尽どもに任せておけばいいのです。


 ジューヌエコールは一口50万(総額2000万円)ですが既に本賞金だけで6,156万円。収益率は308%となっています。外部サイト「一口馬主DB」によると、2014年産の全クラブ馬は調査対象が720頭で、ジューヌエコールは「獲得賞金ランキング」はソウルスターリング、レイデオロ、リスグラシューに次いで第4位ながら、「回収率ランキング」では堂々トップに立っています。


 ソウルスターリングは社台サラブレッドクラブから一口150万(総額6,000万円)で、レイデオロはキャロットクラブから一口15万(総額6,000万円)で、リスグラシューはキャロットクラブから一口7.5万(総額3,000万円)で募集されました。分母が大きいので、いくら賞金を稼いでも「収益率」は上がりません。ジューヌエコールのような安馬こそ、投資効率が高いのです。


 「損益分岐点」は馬券戦略でも重要ですね。人気馬を追いかけているだけでは儲からないという事実は、本命党が「損益分岐点」を理解していないことを物語っています。