2015年3月8日日曜日

新馬展望 2014-2015 その84



 本日の新馬戦は中山3レースダート1800m16頭立てだけです。名残惜しい季節となってきましたが外は冷たい雨です。


 注目はマヤノトップガン産駒③バルタンセージとソングオブウインド産駒⑭グランデソング。共に父は菊花賞馬、ブルメアはアンバーシャダイです。


 「最後のステイヤー」言えば近年ではライスシャワーが挙げられるようですが、天皇賞が秋も3200mだった1983年以前の方が「最後のステイヤー」と呼ぶには相応しいでしょう。その80年代初頭、長距離路線で鎬を削ったアンバーシャダイ、ミナガワマンナ、ホリスキーこそが歴史に残る「最後のステイヤー」でした。


 81年~83年はAJC杯が1月、アルゼンチン共和国杯が3月に、共に中山2500mで行われていました。アンバーシャダイは82年と83年のAJC杯を連覇、ミナガワマンナは82年と83年のアルゼンチン共和国杯を連覇。1983年のアルゼンチン共和国杯は1着ミナガワマンナ、2着にハナ差でアンバーシャダイ、3着もハナ差でホリスキーが激闘を繰り広げ、1977年テンポイント、トウショウボーイ、グリーングラスの有馬記念と並んで「史上最高の名勝負」とも言われています。


 ということで、❷枠③番バルタンセージと❼枠⑭番グランデソングを狙って枠連❷-❼を100円買います。ところで、何で「バルタンセージ」は「バルタンセージン」ではないのでしょうか(笑?)。






*アンバーシャダイは1982年春の天皇賞はモンテプリンスの2着、秋の天皇賞はメジロティターンの5着でした。81年の有馬記念は確信の単勝勝負で950円を的中させました。







*ミナガワマンナは1982年AJC杯はアンバーシャダイの5着、有馬記念はヒカリデュールの12着でした。





*ホリスキーは1983年のAJC杯はアンバーシャダイの6着、春の目黒記念はトウショウゴッドの4着でした。ホリスキーは菊花賞以降負け続けていましたが、「菊花賞馬は強い」という確信がありましたので、この年の春の天皇賞ではアンバーシャダイとの一点買いで連勝複式670円を仕留めました。