2015年7月12日日曜日

新馬展望 2015-2016 その12



 函館5レースは今期函館最初の芝1800m、6頭立てと寂しい限りです。札幌2歳ステークスに行くには早過ぎるし、中途半端感は否めません。26日の最終日に行われる芝1800mには大物登場が噂されていますが。

 6頭中3頭がワークフォース産駒となります。ワークフォースは2010年の凱旋門賞を勝っていますが2着はナカヤマフェスタなので低レベルの一戦でした。前走のキングジョージではハービンジャーに17馬身引き離されています。ここで初勝利をあげておかないと当分勝てるところがないか。圧倒的一番人気の③アドルナメンテはブルメアがサンデーサイレンス。そもそもワークフォースはハービンジャーと共にサンデー系に付けるために導入された訳ですが、サンデー直仔の牝馬にはキングカメハメハとハービンジャーが優先され、更にノヴェリストが導入されてハービンジャーの立場まで危うくなっているのが現状で、ワークフォースのサンデー直仔はレベルが低くなりますので過信は禁物です。まぁ、一周回ってくれば確実に賞金がもらえる訳ですからとんでもないのも混ざっている可能性が高いメンバー構成なので、ケンが相当です。


 中京5レース芝1400mはタガノゲルニカ産駒⑧タガノミルキー本命。生産頭数が極めて限られるタガノゲルニカはデビューから6戦続けて芝を使われて勝てず、3歳9月のギリギリでダートに転向して初勝利をあげるとそこから5連勝、オープンでも活躍して種牡馬入りしました。タガノハピネスに次ぐ活躍馬になることが期待されているのがタガノミルキーです。当ブログとしては、同馬主のタガノブルグには2014年NHKマイルカップの68万馬券でお世話になっているので、ここは外せません(笑)。


 福島5レース芝1800mはキャロットのネオユニヴァース産駒③スピアザゴールドと社台オーナーズのダノンシャンティ産駒⑭ルノートルが人気を集めています。キャロットの小口会員と、社台オーナーズの馬主資格を持った会員と、どちらが重視されるかは火を見るよりも明らか。ここは先週のロスカボスに続いて社台オーナーズの2勝目、ダノンシャンティ産駒の初勝利が濃厚とみます。


 福島6レース芝1200m(牝馬)は波に乗るダイワメジャー産駒⑪ラッキーペニー本命。ダイワメジャー産駒は今季、昨日のメジャータイフーンも含めて7頭が新馬勝ちしていますが、そのうち6頭が牝馬です。ここは牝馬限定戦なので牝馬なのは当たり前田のクラッカーですが、勢いに乗りましょう。