2014年5月10日土曜日

NHKマイルカップ 2014



 本命はミッキーアイル。ミッキーのマイル適性は母の父ロックオブジブラルタル(以下「ザ・ロック」)から来ているものでしょう。ザ・ロックは2001年10月にフランスの伝統的2歳G1グランクリテリウム(現ジャン・リュック・ラガルデール賞)を制してから、英国2000ギニー、愛国2000ギニーを含めて2002年9月のムーラン・ド・ロンシャン賞までG1を七連勝、1400m戦が二つと1600m戦が五つでした。初の米国遠征となったブリーダーズカップ・マイルで2着に敗れて引退しましたが、二十一世紀最強のマイラーです。


 ミッキーアイルを一着固定としますがヒモ探しが難解です。ミッキーと同じディープインパクト産駒のサトノルパンとアトム、外国産馬のエイシンブルズアイ、快足ショウナンカンプ産駒のショウナンアチーヴとショウナンワダチ、昨年の2歳馬戦線を席捲したヨハネスブルグ産駒のタガノブルグとホウライアキコ、NHKマイルに縁のあるチチカステナンゴ産駒のキングズオブザサンとピークトラムまでを候補とします。


 NHKマイルは1996年第一回優勝馬のタイキフォーチュンから第六回のクロフネまで6年連続外国産馬が優勝しています。ということでエイシンブルズアイは外せません。


 チチカステナンゴは今では珍しくなったグレイソヴリン系種牡馬です。2012年に14歳で急死していますので「でした」と言うべきかもしれませんが。父系を辿っていくとスマドゥン-カルドゥン-カロ-フォルティノ-グレイソヴリン-ナスルーラ-ネアルコに遡ります。NHKマイルカップの前身となるNHK杯では1977年にグレイソヴリン系グスタフ産駒のプレストウコウが優勝しています。カロの産駒には1991年第十一回ジャパンカップを制したゴールデンフェザントがいますので東京コースとの相性もばっちりです。


 タカモト式からの注目馬はアトムです。立ち直っていたら10万馬力を発揮しますのでミッキーとの枠連5-5に着目しました。「5+5=10」なので5月10日の本日前売りで購入済みです(笑)。



結論

一着固定 ミッキーアイル

ヒモは強い組の「サトノルパン、エイシンブルズアイ、ショウナンアチーヴ、アトム」と穴組の「キングズオブザサン、タガノブルグ、ホウライアキコ、ショウナンワダチ、ピークトラム」のフォーメーションとします。アトムは穴組にも加えます。色気を出してダービーの主役イスラボニータと同じフジキセキ産駒のロサギガンティアと、第六回優勝馬クロフネ産駒のアドマイヤビジンまで抑えましょうか。