2017年9月10日日曜日

新馬展望 2017-2018 その30


 中山4レースはスマートファルコン産駒⑤スペースファルコンに注目。人気はキングカメハメハ産駒⑪サムライブルーのようですが、今期の2歳戦でキンカメ産駒は新馬戦でレイデオロが勝ったのみ、未勝利戦では0勝です。巷間うわさされているように、生殖能力が落ちている可能性が高い。2頭目が出現するまで切り続けるのが正解。2頭目が出たら爆発する可能性があるので買い続ける予定です。

 阪神5レースはオルフェーヴル産駒③ムーンレイカーに注目。人気のアゼリ産駒⑥シルヴァンシャーは無印。

 アゼリ産駒について、2010年産アメリ(父Distorted Humor)は2011年にサンデーサラブレッドクラブから一口125万(総額5,000万円)で募集され、条件戦を3勝しただけですが着賞金を稼いで獲得賞金は5,136万円と成功しました。

 2011年産(父ゼンノロブロイ)は2012年セレクトセール1歳馬セッションに上場され、森田謙一氏が8千万円で落札しましたが腰フラで未出走。

 空胎後の2013年産(父ディープインパクト)は2013年セレクトセール当歳馬セッションに上場され、寺田寿男氏の代理人らしい(有)デスクバレットが2億4千万円で落札し、ロイカバードと名付けられて寺田寿男氏名義で現役生活を続けており、オープンまで行って約8,300万円を稼いで健闘はしていますが元本には程遠い。

 2014年産(父ディープインパクト)は2014年セレクトセール当歳馬セッションに上場され、近藤利一氏が2億5千万で落札し、アドマイヤアゼリとなって現在4戦1勝、獲得賞金は960万円で元本には程遠い。

 2015年産(父ディープインパクト)は2016年サンデーサラブレッドクラブから一口400万(総額1億6千万円)で募集され、シルヴァンシャーとして本日デビューします。まぁ、ディープの期待馬は10月、11月の京都でデビューしますので、阪神に回された時点で期待薄と見るのが妥当でしょう。

 中山5レースはジョーカプチーノ産駒②イッツマイターンに注目。人気のキングカメハメハ産駒⑫ネイビーアッシュは切り。但し、4レースでサムライブルーが勝てばキンカメ産駒が連勝すると見ます。

 阪神6レースはノヴェリスト産駒④ピエナミントに注目。人気はステイゴールドとオリエンタルアートの産駒⑨デルニエオールですが、オリエンタルアートはリヤンドファミユ以降は駄馬しか産んでいません。リヤンドファミユからは毎年ステイゴールドを付けてきましたが、一つだけ確かなことは高く売れる点だけです。

 2012年産アッシュゴールドはサンデーサラブレッドクラブから一口450万(総額1億8千万円)で募集されてここまで18戦1勝、騸馬になって現役を続行していますが獲得賞金は約3千万。

 2013年産の牝馬エストソルシエールはG1サラブレッドクラブから一口175万(総額7千万円)で募集されましたが未出走。

 2014年産の牝馬オルファンはさすがに値下げしてサンデーサラブレッドクラブから一口125万(総額5千万円)で募集されましたが2戦0勝、勝ち上がれそうにありません。

 2015年2月5日にステイゴールドが死亡し、オリエンタルアートも3月4日にデルニエオールを産んでから3日後の3月7日に亡くなり、ドラマ性が高くて人気になるのは致し方のないところだと思いますが、サンデーサラブレッドクラブから一口100万(総額4千万円)で募集されたデルニエオールが元本を確保できるかは疑問です。