2017年7月29日土曜日

新馬展望 2017-2018 その17


 今週から札幌、新潟、小倉開催。いよいよ本格的な夏競馬がスタートします。当ブログは冬場と夏場はシーズンオフ制度を採用していますので馬券はお休み。この時期は、未来のダービー馬を見定める時期です。

 札幌5レースはロードカナロア産駒3頭と藤沢厩舎の外国産馬の争い。一番人気が予想されるのはカナロア産駒②メジェールスーですが、使いながら仕上げてくる藤原英昭厩舎なのでここは注視に止めます。藤沢厩舎のRaven's Pass産駒⑧タワーオブロンドンは力馬タイプで洋芝の札幌とは言え開幕週のスピード競馬には付いて行けないと見ます。

 ということで、ロードカナロア産駒④マイウェイアムールに注目。何と母系三代目がRaise a Nativeです。母レイズユアグラスは1999年産、祖母レイズアプランサーは1980年産、そしてその父レイズアネイティヴは1961年産とう長寿家系。通常高齢母馬の産駒は敬遠されがちですが、ここまで筋の通った高齢家系であればむしろ買いと見ます。

 小倉5レースはヨハネスブルグ産駒2頭を尻目にダイワメジャー産駒⑪エイシンテースティに注目。母エイシンリターンズ、祖母エイシンサンサンと曾祖母エイシンギャロップはエイシンの主戦・坂口正則厩舎の所属でしたが、坂口師も定年が近いということでテースティは野中賢二厩舎となりました。

 母系の四代目はマルブツウイドーです。マルブツウイドーの82年産(父ノーザンテースト)がダイナキャンドルで、1983年の社台の募集で出資した当ブログの史上2頭目の出資馬でした。その2歳上の全兄ウィンディシャダイは1983年にミスターシービーが三冠を決めた菊花賞で穴人気になった活躍馬です。マルブツウイドーの84年産がエイシンテースティの曾祖母エイシンギャロップとなります。ということで、当ブログとも血縁関係にあるエイシンテースティに注目。

 新潟5レースはヨハネスブルグ産駒②セイウンクールガイに注目。曾祖母Lady's Secretは米G1を11勝した女傑で、当ブログが大好きだったセクレタリアトの代表産駒です。当ブログが1998年にクールランニングに出資した理由はBMSがセクレタリアトだったからでした。そのクールランニングと「クール」が被るところも注視に値します。