2017年7月15日土曜日

新馬展望 2017-2018 その13


 函館5レースはバンブーエール産駒⑤サニーダンサーに注目。

 2008年8月3日新潟競馬場11レース北陸ステークス、2番人気のバンブーエールが勝って4番人気のルミナスポイントが4着でした。バンブーエールのオッズは4.2倍でルミナスポイントは5.7倍と、この時点では両馬の実力差はほとんどないと考えられていた訳です。この後、バンブーエールはJBCスプリントを勝ってドバイにも遠征し、ルミナスポイントは繁殖に上がって重賞2勝のジューヌエコールを輩出することとなります。ルメールがサニーダンサーを選んだのも、こうした事情を知るからでしょう。

 中京5レースはクロフネ産駒⑤スワーヴボルトスに注目。

 スワーヴもそろそろG1を勝つでしょうね。当ブログは2012年産のスワーヴジョージを「2014-2015新馬展望」で「AAA」評価しました。ジョージは3歳時初夏に2連勝して素質の片鱗を見せましたが大成には至っていません。2014年産の3歳馬スワーヴリチャードは今年のダービー2着。2歳勢ではエイシンフラッシュ産駒スワーヴエドワードが新馬戦を快勝し、ポルトスが2勝目を狙います。

 先日のセレクトセール1歳馬セッションではサトノアーサーの弟となるロードカナロア産駒「キングスローズの16」を1億8千万で落札しています。2017年3月28日付けブログ「アーサーの下」で、「キングスローズの16」がサンデーサラブレッドクラブから募集されたら当ブログが行くと宣言させていただきましたが、セレクト行きとなって「NICKS」が落札しました。マイルから2000mもこなせると見ていますので、2019年の皐月賞馬候補と考えています。

 福島5レースはブラックタイド産駒⑧マドモアゼルに注目。

 福島6レースはスマートファルコン産駒⑧シャイニーカラーズ本に注目。

 母系はフォーティカラーズからダンジグカラーズを経てウイニングカラーズに辿り着きます。1988年に牝馬ながらケンタッキーダービーを制したウイニングカラーズは、その年のブリーダーズカップディスタフでパーソナルエンサイン(1着)、グッバイヘイロー(3着)と激闘を演じて2着に逃げ粘り、歴史にその名を刻み込みました。ブリーダーズカップ史上最高の名勝負と言われる1988年のディスタフは、ユーチューブで見ることができます。