2016年9月17日土曜日

新馬展望 2016-2017 その31


 阪神5レースはアグネスデジタル産駒③アグネスジュレップ本命。母はアグネスマジカルでBMSはアグネスタキオンというアグネス一族です。先代渡辺孝男オーナーが「アグネス」の冠号を用いるようになったのは二人のお嬢さんがアグネス・チャンのファンだったことからで、1976年に東京新聞杯を制したアグネスビューチー、1978年ダービー2着のアグネスホープ、1979年オークス馬アグネスレディーの頃からです。亡くなられた孝男オーナーを引き継いだのが次女の渡辺久美子オーナーで、アグネスの名付け親はお姉さんの方だったようですね。

 中山5レースはステイゴールド産駒②ウィンガーランド本命。母エアジャメヴーはどっかで聞いたと思ったらその母はエアデジャヴーでした。筆者の一口馬主史上唯一のクラシック出走馬バリアシオンバレイが13着と健闘した1998年オークスで3着だったのがエアデジャヴーです。初産駒の2001年産エアシェイディ、2番仔のエアメサイアが大活躍してから産駒の不振が続いていましたが、2012年産ジルダが2014年12月7日のデビュー戦で翌年のオークス馬ミッキークイーンを破る大金星をあげてデジャヴーも復権しました。2015年産にもルーラーシップの牝駒がいます。サンデーサイレンス、ディープインパクト、ディープブリランテの三世代の産駒を産み、代表牝駒エアメサイアの仔であるエアスピネルが今年のクラシック路線で大活躍して来週の神戸新聞杯でも有力馬の一頭として出走する予定です。21世紀を代表する繁殖牝馬ですね。


 阪神6レースには「ゴールドシチー」が出走します。尾花栗毛の金髪をなびかせて初代ゴールドシチーが大活躍したのはもう30年近い昔のことですが、「ゴールドシチー」のような名馬の名前は保全されなくてはならない、と当ブログの逆鱗に触れたところ、このレースに「ゲキリン」が出走してきました。とうことで、Tapizar産駒⑧ゲキリン本命。当ブログに賛同する方も多いようで、午前9時現在二番人気となっています。


 中山6レースはアグネスデジタル産駒⑩ルア本命。こちらはスキーパラダイスからの系統になります。懐かしの「スキッパラ」ですね(笑)。