2016年4月19日火曜日

最後入れ



 本来であれば3強の3連複一点で大勝負するところでしたが何とか踏みとどまりました。


 本命③マカヒキと対抗⑪サトノダイヤモンドの奇数馬番が気になったからです。奇数馬番はゲートへの先入れとなり、ゲート内で待たされる時間が長くなります。レースを見ていた方であればお分かりかと思いますが、サトノはゲート入りを嫌い、後続の各馬もゲートに手こずったところを見て「こりゃダメだぁ~」と思いました。3歳春のガキどもの駆けっこですから何が起きるか分かりません。


 競馬は偶数馬番が有利です。クジ引きとなった一昨年の有馬記念では各陣営がこぞって④番、⑥番、②番枠を希望したのはご案内のとおりです。奇数馬番でも力が違えば何の問題もありませんが、力が拮抗した対決になると些細なことが勝負の分かれ目になる確率がアップします。


 当ブログも含めて皆さん、2015年秋華賞で「匠の視点」が「ゲートへの最後入れは歓迎」として大外⑱ミッキークイーンを本命にして的中させた故事を忘れていたようです。一般に「多頭数の大外枠は不利」と言われていますが、「最後入れ」となる利点があります。


 2016年の皐月賞は「ゲートに時間がかかった」ことが勝負の分かれ目となりました。勝ったのが「最後入れの」大外⑱ディーマジェスティであったという事実が証明していますね。