2016年2月8日月曜日

ウナリツー



 名馬イナリワン号の訃報が伝わっています。


 日本の競馬が現在のような市民権を得ることができたのは、イナリワン達の活躍によるものです。


 トキノミノルの頃の競馬記事を見ても「ようやく競馬も市民権を得ることができた」などと書かれていますが、今から見ればまだまだの時代でした。コダマ、メイズイ、シンザンからタニノムーティエ、スピードシンボリを経てハイセイコーによって第一次競馬ブームが巻き起こります。その流れに乗ってトウショウボーイ、テンポイントから三冠馬ミスターシービー、史上最強馬シンボリルドルフと続きましたが、1980年代半ばからは競馬人気は低迷しました。


 そこに武豊が登場し、オグリキャップが出現したことによって様相が一変します。そしてスーパークリークとイナリワンがオグリと死闘を繰り広げることにより、今日に至る競馬人気の礎を築いたのです。


 「ゲームボーイ」の「ファミリージョッキー」では「ウナリツー」として登場していましたね(笑)。