2019年12月30日月曜日

ギベオンに出資した理由


 当ブログには「ルミナスポイント優先の法則」が課せられており、2016年募集では一位指名は自動的に「ルミナスポイントの15」(現・ブライトパス)に決まっていました。


 通常は1頭で終了するのですが、募集馬の画像を見ると一目で「コンテスティッドの15」(現・ギベオン)は走る!と直感しました。当ブログの相馬では、全体のバランスを重視します。「コンテスティッドの15」は、まずバランスが良い。そしてあのトモの張り。走る要素は十分に整っていました。

 当ブログはディープインパクトが嫌いなので、ディープ産駒などは歯牙にもかけておらず、当然にしてディープ産駒に出資したことなどありませんでしたが、あの馬体の魅力には勝てませんでしたね。BMSが日本では馴染みのないゴーストザッパーであることが人気が無かった理由でしょう。二位指名で取れました。

 当ブログは常々、「馬産」の「基本」は「アウトクロス」にあると主張しているのはご案内のとおりです。ディープインパクト産駒の収得賞金上位100頭のうち、5代目までにクロスを持たない「アウトブリード」は次の10頭。

アルアイン
ワグネリアン
ステファノス
ダコール
エキストラランド
ダノンプラチナ
シャイニングレイ
ポポカテペトル
リベルタス

ギベオン



の10頭です。100頭中の10頭ですから出現率は10%ですが、そもそもディープインパクト産駒の「アウトクロス」そのものが極めて珍しいということから考えると、「アウトブリード」の活躍馬の出現率は「驚異的」であると言えるのです。

 一般に、ディープインパクト産駒は活躍期間が短く成長力がないとされていますが、その理由は「インブリード」に起因しているのです。アルアインやステファノスはディープインパクト産駒としては異例の長きにわたって活躍を続けた産駒ですが、その要因は「アウトブリード」にあります。ダコール、エキストラランド、リベルタスなどもその典型であり、ポポカテペトルもそうなるのは間違いありません。

 ギベオンもその道を辿ることでしょう、ということは、当ブログには出資時点で分かってました。

以上が、ギベオンに出資した「理由」です。


 では、何故生産界は「インブリード」ばかりを生産するのでしょうか。理由は簡単、「インブリード」でなければ売れないからです。


 では、何故「インブリード」でなければ売れないのでしょうか。理由は簡単、血統音痴の素人が「インブリードは走るんじゃぁ~~」と思い違いをしているからです。

 当ブログも、「インブリード」で走る馬が存在する「事実」は「認識」していますが、当ブログは競馬は「確率論」であると「確信」していることから、走らない「確率」の高い「インブリード」は眉に唾を付けて眺めています。

 根源的なことを言えば、現存している血統が偏り過ぎていることに起因して何を付けても「インブリード」にしかならないのです。それを売らなければならない「生産界」が「インブリードは走るんじゃぁ~~」と喧伝し、血統音痴の素人が騙されているだけの話です。まぁ、世の中に蔓延る「血統評論家」など、単なる「生産界」の「宣伝担当」に過ぎませんので、騙されないように注意してくださいね(笑)。