中山5レースはタニノギムレット産駒⑫モザイク本命。BMSジェイドロバリーの名も懐かしくなってきました。⑥フランツジョセフのBMSダイナガリバーには敵いませんが(笑)。
ジェイドロバリーは1989年にフランス伝統の2歳G1グランクリテリウム(現・ジャン・リュック・ラガルデール賞)を制しましたが、この年のフランス最優秀2歳牡馬はマキアベリアンでした。直接対決で敗れたのが痛かったですね。翌90年のグランクリテリウムを制したヘクタープロテクターと共に社台に導入されましたが、サンデーサイレンス導入と同時期であったため繁殖牝馬に恵まれない不運がありました。その割には、産駒は仕上がりが早くスピードがあり、ダートや障害でも駿馬を輩出する名種牡馬でした。吉田善哉氏のお気に入りで、善哉さんの葬儀に参列を許されたお馬さんはサンデーサイレンスとジェイドロバリーだけです。
中山6レースはカネヒキリ産駒⑭ノーフィアー本命。調教内容の割に人気が無い。
阪神5レースはマンハッタンカフェ産駒②ベルクロノス本命。人気のディープインパクト産駒①ダノンロマンは素質では上かもしれませんが、藤原英昭厩舎はゆっくり仕上げてくるので初戦は狙いにくい。
阪神6レースはワークフォース産駒②エロイナ本命。ヌーディストビーチに続いて「あっぱれ!」な名前です。中山5レースで本命にした「モザイク」も意味深に見えてくるのが不思議ですね(笑)。
まぁ、エロイナの語源はスペイン語の「Heroina」又はイタリア語の「Eroina」=「ヒロイン」だと思いますが。
因みにエロイナの調教パートナーは同厩舎のアハデコノヨヲ 。こちらは「アハでこの世を」ではなく、百人一首の「難波潟 みじかき芦の ふしの間も 逢はでこの世を 過ぐしてよとや」に由来するので「アワデコノヨヲ」と読まなければならないところ、競馬中継のアナウンサーは「アハデコノヨヲ」と実況しています。近年、馬名の由来には気を使うようになってきたJRAですが、まだまだ勉強不足ですね。競馬記者ほどではありませんが(笑)。