清水成駿氏の訃報が伝わっています。
1978年3月26日スプリングステークス、清水成駿は敢然とタケデンに◎を打ちました。
デビューから京成杯3歳ステークス(馬齢は旧表示)まで4連勝、朝日杯でギャラントダンサーの2着に敗れ、年明けの京成杯は勝ったもののメジロファントムとサクラショウリに詰め寄られており、弥生賞で5着と敗れて「タケデンなんか3歳時(現2歳時)がピークだったのさ」と高を括って見ていたところ、何とタケデンが快勝。清水成駿の慧眼に圧倒されたのを昨日のことのように覚えています。見出しは「自信の鞍」でしたね。筆者と清水成駿の出合いはここから始まっています。もちろん紙面を通しての話ですが。
プリティキャストに◎を打った「スマートな理論派」柏木集保とは対照的に、盟友の「極道記者」塩崎利雄ともちょっと違う、ドスの利いた迫力ある予想が魅力でしたね。日本の競馬界は早くして「天才予想屋」宮城昌康を失い、今また「孤独の◎」清水成駿を失いました。
当ブログは、清水成駿の「孤独の◎」は、「孤高の◎」に昇華したと考えます。