明日の東京1レースには「ルーミンのたてがみ」の語源となったルミナスポイントの三番仔ペンタプリズムが初勝利を目指して出走。
芝でデビューして14着、10着からダート替わりの3戦目で三番人気3着。1、2着が二番人気、一番人気のレースですから紛れのない実力通りの結果だったようです。矢張りこの血統はダートでしたね。
出走12頭のうち、前走3着以内は①ペンタプリズムと⑨カスミチャンだけですから、敵はカスミチャンと見てよいでしょう。但し、カスミチャンが3着した前走福島の未勝利戦は若手騎手限定戦で低レベルの一戦だった可能性があります。若手騎手限定と言っても減量騎手は15人中7人だけで、カスミチャンは3キロ減の51キロから明日は戸崎で3キロ増となります。
ペンタプリズムの母ルミナスポイントも芝からスタートしてフワフワした走りで着外が続きましたがダート短距離で一変、5勝をあげてオープンまで出世しました。アグネスタキオン×マキャベリアンでダート短距離と出るところが血統の不思議です。一番仔ルミナスウイングはクロフネ、二番仔ルミナスパレードはシンボリクリスエスですからダートでの活躍も納得ですが、メイショウサムソンに替わったペンタプリズムは芝の中距離からスタートするのもむべなるかなというところでしょう。ところが、矢張りダートだったようです。流石に短距離ではなさそうなので、メンバーの薄そうな牝馬限定1600mダート戦は適鞍と言えるでしょう。
開業5年目の高柳瑞樹厩舎は昨年まで4年で52勝、年間平均13勝ですが、今年はまだ半年も経っていないのに早くも13勝と好調です。好調と言うより、ようやく実力を発揮してきた伸び盛りの若手調教師であると言った方が適切でしょうか。管理馬に社台グループやダーレーが数多く見られることからも、期待の若手調教師と言えますね。