当ブログは「血統論者」であり、当ブログの「予想」は「血統論」に基づいております。
本年オークスは、ハーツクライ産駒が6頭、ハービンジャー産駒が4頭出走。血統論者の血が騒ぐメンバー構成になりましたね。当ブログは、牝系が勝負を分けると見ています。
本命はハーツクライ産駒⑥ハローユニコーン。BMSパントレセレブルは群雄割拠だった90年代ヨーロッパ競馬最強馬の一頭に数えられており、3勝したG1は2400m時代のジョッケクルブ賞(仏ダービー)、2000m時代のパリ大賞典と、ピルサドスキーを5馬身ちぎった2400mの凱旋門賞でした。2017年4月1日付けブログ「パントレセレブル」で特集していますのでご確認ください。
世間一般ではハーツクライ産駒⑭リスグラシューがオークス向きと言われており、当ブログも実績を評価して対抗に推しますが、BMSアメリカンポストはプール・デッセ・デ・プーラン(フランスの皐月賞に該当するが距離は1600m)の勝馬で、世間で言われるほどオークス向きではない可能性があると見ます。アメリカンポストの父ベーリングの直仔からはプール・デッセ・デ・プーリッシュのマティアラやサラマンドル賞、デューハーストS、英2000ギニーのペニカンプなどのマイラーが出ています。一方、ベーリングはBMSとしてはハービンジャーや名ステイヤー・ジェントゥーを輩出しており、隔世遺伝でシーバードから受け継ぐスタミナを伝える可能性もあります。
単穴はハービンジャー産駒⑦ディアドラ。BMSスペシャルウィークはシーザリオとブエナビスタの2頭のオークス馬を輩出したほか、直仔のトーホウジャッカル、BMSとしてもエピファネイアが菊花賞を勝っており、長距離実績では近年の内国産種牡馬としてはNo1の存在です。
☆はステイゴールド産駒⑰カリビアンゴールド。BMSケープクロスは自身はマイラーでしたが、シーザスターズ、ゴールデンホーンと2頭の凱旋門賞馬を輩出し、日本でもロジユニヴァースの母の父となりました。
△はハービンジャー産駒⑮ヤマカツグレース。BMSグラスワンダーはスクリーンヒーローを輩出し、更にモーリスと父系を三代伝えています。BMSとしてもオークス馬メイショウマンボや、当ブログが大阪杯で本命にして3着だったヤマカツエースを輩出しました。