2016年12月28日水曜日

さらばアグネス


 「アグネス」の冠名でお馴染の渡辺久美子オーナー所有馬の名義が次々と変更されています。

 当ブログと「アグネス」の関係はアグネスレディーから始まります。1979年オークスは本命アグネスレディーと対抗ナカミサファイヤの連勝馬券❺-❽一点勝負。一番人気ながら単勝オッズ4.6倍と絶対的存在ではなかったアグネスレディーが勝ち、2着は後方から追い込んできた11番人気のナカミサファイヤ。当時は枠番連勝しかなく配当は3370円、今なら万馬券でしょうね。現在に至るまで、当ブログ史上最高の予想です。


 レディーの娘のアグネスフローラが出てきた1990年、桜花賞はケリーバッグとの一点買い、オークスはエイシンサニーとの1点買いで的中。


 フローラの息子アグネスタキオンはサンデーサイレンスの代表産駒と評価して初年度産駒の出資を決めました。2003年産の初産駒群が募集された2004年サンデーサラブレッドクラブのアグネスタキオン産駒の中から選んだのが「ソニンクの03」、後のルミナスポイントです。


 父タキオン(超高速粒子)に因んで名付けられたルミナスポイント(光点)は5勝をあげる活躍をし、繁殖牝馬としてもGⅡ馬ジューヌエコールを輩出しました。当ブログのタイトル「ルーミンのたてがみ」は、「ルミナスポイント」を語源としています。40年やっていると、5世代に亘って付き合いが続きます。


 2016年2月1日付けで、富士フイルムグローバルグラフィックシステムズ(以下「FFGS」)は、「渡辺氏が経営する株式会社コムテックスの印刷関連事業を、FFGSの100%子会社であるFFGSグラフィックサプライ株式会社が継承し、2016年4月1日付けで経営統合することについて、基本合意した」と公表しています。


 更に、アグネス冠馬の主戦であった長浜博之調教師は2017年2月に定年を迎えます。


 2014年に父上の渡辺孝男氏が亡くなり、公美子オーナーは事業を後進に託し、長浜調教師の引退を機に馬主業からも撤退されたようです。


 さらばアグネス。



2016年12月27日火曜日

損益分岐点


 当ブログが一口出資する際、最も重視するのは「損益分岐点」です。

 基本的に、3勝でペイできるかをまず考えます。新馬勝ちなど眼中になく、未勝利を勝ち上がって500万下を勝ち、古馬になって降格してもう一度500万下を勝つ。


 その間に着賞金を拾っていけば、3勝で5,000万くらい稼ぐことが可能です。ということは、40口で経費を引いた配当は約100万円。ということは、一口50万(総額2000万円)であれば収益率は200%となります。


 実際、当ブログの出資馬キラリダイヤモンドは一口50万(総額2000万円)の身でありながら26戦3勝して本賞金だけで5,236万円を稼ぎ出しました。収益率は262%です。


 これがルミナスポイントとなると、23戦5勝で本賞金だけで8,894万円。一口45万(総額1800万円)ですから収益率は494%でした。


 なのに、何故か世の中では高額馬ばかりを囃し立てる風潮があります。バブル時代でもあるまいし、間違っていますね。


 一口をやって「クラシックじゃぁ~」、「凱旋門じゃぁ~」などとほざいている輩に当ブログは一切興味を持ちません。「クラシック」や「凱旋門」などは、金持ちのお大尽どもに任せておけばいいのです。


 ジューヌエコールは一口50万(総額2000万円)ですが既に本賞金だけで6,156万円。収益率は308%となっています。外部サイト「一口馬主DB」によると、2014年産の全クラブ馬は調査対象が720頭で、ジューヌエコールは「獲得賞金ランキング」はソウルスターリング、レイデオロ、リスグラシューに次いで第4位ながら、「回収率ランキング」では堂々トップに立っています。


 ソウルスターリングは社台サラブレッドクラブから一口150万(総額6,000万円)で、レイデオロはキャロットクラブから一口15万(総額6,000万円)で、リスグラシューはキャロットクラブから一口7.5万(総額3,000万円)で募集されました。分母が大きいので、いくら賞金を稼いでも「収益率」は上がりません。ジューヌエコールのような安馬こそ、投資効率が高いのです。


 「損益分岐点」は馬券戦略でも重要ですね。人気馬を追いかけているだけでは儲からないという事実は、本命党が「損益分岐点」を理解していないことを物語っています。

同質化


 Netkeiba.comの記事に「スーパーホース出にくくなった訳」が登場しました。福島県・ノーザンファーム天栄の木實谷雄太場長による分析として、

「(中略)・・・近年の日本競馬は血統、調教ともにレベルアップが顕著で、以前ほどトップホースたちの実力差がない時代になっています。」という記事を掲載しています。


 当ブログの見解はちょっと違います。「以前ほどトップホースたちの実力差がない時代になっています。」の部分には激しく同意しますが、その原因は「血統の同質化」にあると考えているからです。


 ノーザンテーストの出現は日本競馬の質を劇的に向上させました。社台のこの成功がサンデーサイレンスの導入をもたらし、ディープインパクトの出現により日本馬の国際的地位は格段と向上しています。


 但し、凱旋門賞の成績に見られるように、日本独自の発展である点は否めず、今後に課題を残しているのも事実です。


 さて、このような時代に我々はどのように馬券分析をすればいいのか。その答えのヒントが当ブログの2016年日本ダービー予想にあると考えます。


 「本命◎は③マカヒキ。皐月賞の負け方が1989年のウィナーズサークルに似ていると見ています。
 対抗〇は⑧サトノダイヤモンド。安定実ではNo1と見ますが、ワンパンチ足りないので2着か3着ではないでしょうか。

 単穴▲は①ディーマジェスティ。皐月賞は各馬のゲート入りに時間がかかり、最後入れの大外を引いたディーマジェスティが勝ちましたが、当ブログはあれはフロックであったと見ています。又もや絶好の①番枠を引きましたので、無印にはしません(笑)。」としたうえで、


◎ ③マカヒキ
〇 ⑧サトノダイヤモンド
▲ ①ディーマジェスティ


の印を打たせていただきました。


 結果が1着マカヒキ、2着サトノダイヤモンド、3着ディーマジェスティであったことはご案内のとおりです。


 3頭は何れもディープインパクト産駒。「ディープじゃぁ~、ディープじゃぁ~!!」と叫んでいるだけでは馬券は当たりません。巷に溢れ返るディープ産駒の中で、本質を理解することこそが肝要なのです。



インブリード


 当ブログは、馬産の基本はアウトブリードにあると考えていますが、爆発力を呼び込むインブリードの魅力は人々を惹きつけるものがあります。

 3×4(又は4×3)「18.75%」は奇跡の血量と呼ばれ、トウショウボーイが「ハイペリオンの3×4」を持つことから広く世の中に行き渡りました。


 3×3「25%」以上の強烈なインブリードは光と影を持ちます。


 ノーザンダンサーの3×3「25%」を持つフサイチコンコルドは体質の弱さに悩まされダービーはデビューから3戦目。当日は輸送熱により出走も危ぶまれた程でしたが、レース本番では「音速の末脚」を繰り出して優勝しました。体質の弱さは解消されず、5戦しただけで現役引退を余儀なくされましたが、種牡馬としては成功して20歳過ぎまで生きました。


 スペシャル、リサデル姉妹の4×4×3「25%」を持つエルコンドルパサーは史上最強馬とも呼ばれる競走成績を残し、凱旋門に最も近づいた競走馬でしたが、7歳で早逝しています。少ない産駒から3頭のG1馬を輩出しているだけに惜しまれます。


 レディアンジェラの3×2「37.5%」を持つノーザンテーストは通算10度のリーディングサイアーとなり、33歳の長寿を誇りましたが、ノーザンテーストの成功が今日の社台一極集中という光と影をもたらしました。


 さて、ソニンク一族にも強烈なインブリードが誕生します。


 ソニンクの仔モンローブロンドの娘カーヴィシャスの初年度交配相手はロジユニヴァースとなりました。ロジの母アコースティクスの母がソニンクとなりますので、2016年2月22日産まれのこの牡駒は「ソニンクの3×3」を持つこととなります。走れば種牡馬として成功する可能性がありますね。


 更に、アコースティクスの2016年1月22日産まれ牝駒の父はヴィクトワールピサです。アコースティクスの母ソニンクの父はマキアベリアンで、ヴィクトワールピサの母ホワイトウォーターアフェアの父もマキアベリアンなので、この牝駒は「マキアベリアンの3×3」を持つこととなります。


 これには「ちょっと待った!」(←「ねるとん」か!)と絶叫させていただきましょう。ソニンクの娘にヴィクトワールピサを付けると「マキアベリアンの3×3」となりますが、ソニンクの孫娘にヴィクトワールピサを付けると「マキアベリアンの3×4」の産駒を作ることができるのです。


 ソニンクの娘ルミナスポイント、その娘ジューヌエコール(すなわちソニンクの孫娘)が繁殖に上がるまで待ってもらいたかった。ジューヌエコールにヴィクトワールピサを付けると「マキアベリアンの3×4」と「サンデーサイレンスの3×4」のWクロスが完成するのですよ!


 一足先に繁殖入りしたビキニブロンドもヴィクトワールピサを付けると「マキアベリアンの3×4」と「サンデーサイレンスの3×4」のWクロスが完成しますが、ビキニブロンドの初年度交配相手はオルフェーヴルでした。5月29日の遅生まれなので、1年空胎が必要でしょうね。


2016年12月25日日曜日

史上最強世代


 サトノダイヤモンドは自らの力で「史上最強世代」であることを証明しました。

 1976年クラシック世代と、2016年クラシック世代を両方見て比較できる。競馬は40年やってみるものですね(笑)。


 因みに牝馬は2017年クラシック世代が「史上最強世代」であると考えています。ジューヌエコールがどこまで巻き返すことができるか見ものです。



単勝1万円!


 今季初の単勝1万円勝負はサトノダイヤモンドで大勝利。

 当ブログがPOG指名して、新馬展望反省会で「AAA」評価したサトノダイヤモンドが最強馬であることを証明したレースでした。

 ダービーに続いて◎-〇-▲で的中。当ブログの予想の的確性も証明したレースでした。




40年目の有馬記念


 これまで見た中で最高だったのは1977年、テンポイントがトウショウボーイを降したこのレースは今でも「史上最高の名勝負」と呼ばれて語り継がれています。

 当ブログが最も印象に残っている有馬記念はその前年、1976年です。古馬有利と言われる中で3歳(当時は4歳)のトウショウボーイが一番人気、エリモジョージが二番人気でテンポイントは三番人気、以下人気順にアイフル、ハーバーヤング、フジノパーシア、キクノオー、グレートセイカン、ヤマブキオーと古馬の精鋭が集いました。


 トウショウボーイがレコードで快勝し、テンポイントが2着に突っ込んできて古馬陣を粉砕した瞬間、競馬を始めて1年目でしたが、「新しい時代の到来」を感じましたね。初年度にトウショウボーイとテンポイントに出会っていなかったら、40年も馬券師稼業を続けることはなかったでしょう。


 この1976年クラシック世代は現在でも「史上最強世代」と呼ばれていますが、当ブログは、40年後の2016年クラシック世代が「史上最強世代」と考えています。昨日の阪神カップもシュウジが古馬のG1馬を蹴散らしましたね。


 ということで、本命は⑪サトノダイヤモンド。対抗は当ブログと相性のいい①キタサンブラック。


◎ ⑪サトノダイヤモンド
〇 ①キタサンブラック
▲ ②ゴールドアクター
☆ ④ヤマカツエース
△ ⑥サウンズオブアース
△ ⑧ミッキークイーン
△ ⑭シュヴァルグラン
△ ⑯マリアライト
△ ⑬デニムアンドルビー
△ ⑮アルバート