ネットニュースが伝えるところによると、
「「ハローキティ」などのキャラクター商品を手がける「サンリオ」は、創業者で92歳の辻信太郎社長が代表権のある会長に就き、後任の社長に31歳の孫で専務の辻朋邦氏を昇格させる人事を決めました。」
とのことです。
ということで、辻信太郎氏と当ブログの因縁についてご紹介しましょう。
当ブログが勤務していた証券会社はサンリオが上場した時に主幹事を務めた関係で、何故か当ブログが配属されていた新橋支店の面々がサンリオの本社に招待されました。展示場に「キタキツネ物語」で獲得した「オスカー像」が飾ってあり、手に取って眺めさせていただきました。
営業マンが全員辻信太郎社長の前に集められ、「どんな銘柄が良いと思うかね?」と全員に聞いてきました。当時サンリオと言えば「財テク」で名を馳せていたのは有名ですね。時はバブル全盛期のことです。課長たちは無難に「日立です。」とか「新日鉄です。」とか答えていて辻信太郎社長はブスっとしていました。
まだ新人のぺーぺーだった当ブログに順番が回ってきて、「住特金がいいと思います。」と答えると、辻信太郎社長は膝を叩いて「それだ!」と絶叫しました。住友特殊金属株がその後大暴騰したのは言うまでもありません。
一代で世界に名立たるキャラクター会社を築いた「伝説の経営者」は、創業以来60年社長を務めて92歳で身を引いたのです。辻信太郎社長を唸らせた当ブログの「相場観」は、現在の「さすらいのギャンブラー」としての「相馬眼」に受け継がれています(笑)。