2016年3月6日日曜日

40年ぶりの三強



 福原、石川、伊藤の健闘は素晴らしかったですね。これまで本気で中国に勝てると思ったことはありませんが、尻尾に手が掛かるところまでやってきたと実感させてくれる試合振りでした。


 さて、弥生賞が終わって、サトノダイヤモンド、マカヒキ、リオンディーズが三強を形成する様相となってきました。筆者が競馬を始めた1976年のクラシック世代が後に「三強」として語り継がれることとなるテンポイント、トウショウボーイ、グリーングラスの世代です。1976年の菊花賞は「1着グリーングラス、2着テンポイント、3着トウショウボーイ」、1977年の宝塚記念は「1着トウショウボーイ、2着テンポイント、3着グリーングラス」、1977年の有馬記念は「1着テンポイント、2着トウショウボーイ、3着グリーングラス」。三強の対戦成績は1勝vs1勝vs1勝の三つ巴でした。


 皐月賞はキレ味に優るマカヒキ優位と見ます。ダービーは底力の争いをサトノダイヤモンドが制すと見ます。最も距離に融通性のありそうなリオンディーズが菊花賞で逆襲する可能性は否定できません。こうなれば、こちらも1勝vs1勝vs1勝のイーブンとなります。


 1976年以来となる「三強」の闘いにご注目ください。



*1977年有馬記念のパドックで撮影したテンポイントの生写真。門外不出の逸品です。




*自信に満ちた表情の鹿戸明騎手。





*「天馬」トウショウボーイ。





*武邦彦騎手が騎乗。豊のお父さんですよ(笑)。





*前年の菊花賞ではアッと言わせたグリーングラス。緑のマスクが印象的でした。




*こちらは引退レースを飾った1979年有馬記念のパドック。翌日のスポーツ紙の見出しは「グリーングラス 男の花道」でしたね。