本日は午後から中山競馬場で観戦。土曜日はガラガラですから指定席の必要はありません。
ゴールがよく見える席を確保。斜め前に若い女性の二人連れが座っていました。
ギベオンの2着に続いてメインの日経賞がスタート。
最初のゴール前をガンコが先頭で通過すると、二人連れのうちの一人が「ガンコがんばれぇ~~」の絶叫。オイオイ、まだ一周目ですよ。
向こう正面でキセキが暴走してガンコを交わしてぐんぐんリードを広げますが、4角で捕まりガンコが先頭で直線へ。
後は「ガンコがんばれぇ~~」、「ガンコがんばれぇ~~」の連呼。ゴール前では「キャァ~~~」に変わり、カメラを抱えてウイナーズサークル方面に一目散。
あれは1978年有馬記念。サクラショウリを撮影するために有馬記念のパドックで見ていました。近くに風采のあがらない小柄な老女がいて、「何しに来てんのかなぁ~」と思って見ていました。パドック最終周、大崎騎手が騎乗してこのレースで引退が決まっているグリーングラスも最後の周回、その時、突然その老女が渾身の声を振り絞って「グリーングラスがんばれぇ~~」の絶叫。
当ブログが競馬にのめり込むきっかけとなった「事件」でした。
グリーングラスが「男の花道」を飾って、「TTG物語」が完結したのはご案内のとおり。
久しぶりに「一途」な思いを思い起こさせていただきました。今日は中山に行ってよかった。
*1978年有馬記念パドックで撮影したグリーングラス。この直後に、あの「事件」が起こりました。
*本来の目的はサクラショウリを撮影するためでした。