2017年7月23日日曜日

辛口コメント


 おべんちゃら発言、オベンチャラ記事が氾濫する現在、萩原清調教師のコメントは「辛口」として知られており、クラブの関係者も「もう少し景気の良いコメントが欲しい」と嘆いています。

 当ブログは、萩原師のコメントを「正直なコメント」として好意的に捉えています。本日の福島12レースの師のクラブ公式コメントも「引き続き維持はできていますが、いい状態とまではいきません。芝1200mには対応できる素地はありますし、今回は本馬の地力に期待します」というものでした。

 このコメントを「後ろ向き」と捉えるか、「正直」と捉えるかは聞き手の感性の問題でしょう。耳障りの良い言葉だけを聞きたがる輩は、物事を自分の都合の良いように考えることを「前向き」と勘違いして、客観的事実に目を向けることはありません。

 馬は、「コメント」に依り走るのではなく、「事実」に依拠して走ります。「いい状態」とまではいかない状態で、「地力」で勝利したサレンティーナを見て、色々と考えさせられましたね。